今日から3回くらいにわけて築40年のリフォーム事例を紹介していきたいと思います。 おじいちゃんの建てた家をお孫さんが受け継ぐ為のリフォームでした。
自分はこの年代のリフォームが大好きなので、これからもどんどん出てきて欲しいご相談ですね~♪
古い家だと古民家と言われる50年以上の建物のリフォームもさせて頂いているので築40年はさほど古くも感じません。 この年代の建物で注意するのは構造体の劣化と保温性能対策です。 意匠的なものは好みだと思いますので、今回は既存外壁材はそのまま利用して塗装、玄関まわりは一部張り替えという方法をとりました。
意識したのは内部の意匠性や素材はもちろんですが、建物の保温性は重視しています。 目安は次世代省エネ基準のⅢ地区仕様としました。
この断熱・気密性能は言い出したらキリがないですし、リフォームだと完璧にしようと思った場合はかなりの部分を解体してスケルトンになると思いますので、自分は目標の数値を決めてから合わせていく方法を取ります。
玄関ポーチからリビングのサッシ交換したあたりまでは外壁を張り替えています。
あんまりやりすぎないのがポイントと思ってます。 一部をピカピカにしてしまいすぎると、手をかけたところとそのままのところの対比がくっきりとでてしまいます。 全体のバランスは大切で、そのあたりが提案のポイントと思っている部分です。
玄関内側の写真です。 縁側入り口には引違戸を新設しました。 目的は縁側をランドリースペースとして独立させることと、寒さ対策の風除もあります。 玄関の風除建具ですが、最初は邪魔になることもあります。 それを考えても寒さ対策としてはおすすめです。
素材の素朴感も欲しかったので、床は燻煙杉フローリング、壁は塗り壁としました。 真壁づくりの柱はそのままですので、色のバランスは重要です。
続きは次回! お楽しみに♪