自分史上最大の お客様DIYリフォーム③ 完成編

前回まで紹介してきたお客様DIYと私たちでいっしょにおこなってきたリフォームの完成編です。 完成といっても、私たちの引き受けた部分が終わったというだけで、お客様のDIYに終わりはありません 笑。  この40帖の土間付LDKは年内に仕上げて頂き、薪ストーブを使う頃に完成写真を撮らせて頂く約束になってます。 そのころにまたアップして、ホームページにもちゃんと施工事例としてのせる予定です。

ではさっそく完成写真を。 外観からいきますね~

今回手をかけた部分は外壁材をはりかえてます。 センターサイディングから窯業系サイディングへ素材変更。 残りの外壁はDIYにて塗装という計画です。 将来的にはデッキをつくり、そこから部屋に入るという計画です。 ここにシェードもいいですね!

内部は天井高いですよ~ この開放感はたまりませんね。 シーリングファンがいい仕事をしています。 天井と窓・壁の断熱がちゃんと効いているようで、家の中でこの空間がとても涼しいとのことでした。 イコール冬あたたかいということなので、仕様的に心配はありませんでしたがほっとした部分です。 普通は空間を大きくするということは冬に寒くなるということですから。

土間と床との隙間に埋め込んだラインLEDはお客様DIY。 こだわりの建築化照明です。

お昼寝に最適ですね、ロッキングチェア! タブレットホルダーもついて使いやすそう。 夜にここで飲むウイスキーが最高とのお客様感想です。

天井は木目調のクロスにしましたが、これ、長手方向に切れ目なく1枚ではってます。ここはクロス屋さんのこだわりで4人がかりで1枚物で仕上げました。 見ていて気持ちいいです。

キッチン部分の床は今回わたしたちで施工したのですが、まだまだ床養生をはがすのは先になりますので、キッチン部分の完成写真は冬ですね。 ステンレス天板だけのオープンキッチンで、壁に専用ブラケットで取り付けする特徴的なタイプ、インスタ等SNSで人気のあるメーカーです。 幅が3メートルで奥行70センチとサイズも大きいです。 写真奥にちらっと見えてますね。

DIY作品の電子レンジ台。

このトグルスイッチ、全照明のものです。 DIYならではのこだわりですね! 男子の大好きな感じです。 マスキングテープに書いた照明場所、まだ仮のものとのことですが、自分は好きな雰囲気です。

電気に関しては資格が必要な部分なので注意が必要ですが、自分でできたら楽しいだろうな~と思うジャンルです。 火事にもつながりますから要注意ですね。

DIYをするときに必要な知識として、「下地(したじ)」という言葉があります。 床や壁や天井のその奥、骨組み部分のことです。 これがわからないと、せっかく壁に棚を取り付けてもすぐにとれちゃいます。 現在の住宅のクロス下地は石膏ボードが主流なので、ビスに耐えるだけの強度はありません。 ボードアンカーも一つですが、木下地(もくしたじ)の位置を探し出せるようになりたいところですね。 

いかがでしたでしょうか? 今回はDIYといっても、ほぼ職人さん??のレベルでしたので真似してくださいね~とはいきませんが、ここまでできるという可能性でもあります。 コロナ禍で家で過ごす時間が多いですから、ちょっとした不便をご自分達で解決することへの挑戦、お勧め致します。 おうちへの愛着にもつながりますから、このお盆休みにいろいろと挑戦してみてくださいね!

☆☆☆リフォーム相談会のお知らせです☆☆☆ 

今月(8/22)はリフォームの相談会を久しぶりに開催予定です。仙台近郊の方、ぜひ遊びにいらしてください。案内はこちら!

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自分史上最大の お客様DIYリフォーム①

自分もリフォームの仕事をはじめてから27年くらいになりますが、DIYというキーワードがメジャーになってしばらくなります。 テレビの番組でも、もはやその域こえてるでしょ!と思うものや、DIY女子という言葉がでたりと、いい時代になったなあ~ と思うこの頃です。 

今までも部分的にお客様がリフォーム工事に加わって頂く「DIYプラス」のリフォームはちょこちょことありましたが、今回は自分史上最大!のお客様ご夫婦参加の「DIYプラス」事例をご紹介したいと思います。 びっくりしますよ~  あ、私自身のDIYではなく、お客様がリフォーム工事にDIY参加したという内容です。

工事前の外観 築30年越えの木造在来工法の平屋。しばらく使われていなかった建物でした

工事前の台所写真 

茶の間~和室方向

初めて伺ったときには1部屋分の天井と床を解体されていらっしゃいました。 中古で購入された建物ですが、かなりの期間使われていなかったので、状況確認・診断は大切です。

お客様解体状況写真(茶の間10帖)

今回の計画は台所10帖と茶の間10帖、和室10帖2部屋の合わせて40帖分のスペースをワンフロア化。土間10帖を含む多目的LDKの大空間へのリフォームです。 

これから長くお住まいを使っていく計画なので、間取り変更という使い勝手だけではなく、劣化部分の補修というかつくりなおし(特に土台まわり)に注意しました。 というのも裏山からの雨水被害が大きかったからです。 建物まわりの排水状況が良くなく、湿気による床の劣化がすすんでいました。 

工事前の床下断熱材写真。 床下浸水があったと思われます。

いくら使いやすいお住まいへとリフォームしても、湿気対策ができなければだめだと思う部分ですね。建物の寿命をのばしてあげないと、見かけだけの工事ではいけません。

 今回のリフォームではお客様が本格的にDIY参加、主にうけもって頂いたパートは次の6つ。 


①解体

②壁の造作と塗装

③梁や木部の塗装

④収納まわりの造作

⑤照明配線・器具の取り付け

⑥床防蟻材の塗布

項目は6つですが、ボリュームは40帖分・・・ すんごい作業量です。 私たちと一緒になって理想の住まいづくりに取りくんで頂きました。 DIYならではの造作も登場してきます! 次回をお楽しみに~
 
その②が工事中、その③が工事後と今回の3部作予定です。 ポイントをクローズアップしたりしていきますね。 

木が香る「木質化リノベーション完成現場見学会」1日目!

皆さまこんにちは。今日から連休ですね、いかがお過ごしでしょうか。外出自粛の真っ只中ですよね、がんばってのりきりましょう!

そんな中、自分は木質化リノベーションの完成見学会1日目・・・  今回はほんとタイミング悪いです。とはいえ、いろいろと準備はしたので、安全対策をとって実施しています。

そうは言っても、やはり足を運んでくださる方は少ないのは当然ですね~

自分自身、木質化リノベーション空間に1人じっとしているわけですが、このなんともいえないやわらかい雰囲気にまどろみ、木にすっかり癒されました。

せっかくなので、内部を写真で紹介していきたいと思います。

玄関・ホール  午後3時くらいの日差しですが、壁の白いクロスに反射してうつっている木の色がわかるでしょうか? この雰囲気がなんとも落ち着きました。
ホール~廊下  色の濃淡が気持ちいいです
和室 アクセントで壁2面に羽目板を施工しています。
畳は耐久性に優れた加工畳を市松模様に。
キッチンからダイニング方向。庭が一望できる大型サッシ、開放感がいいです。 庭の手入れは手を抜けませんが !(笑)
キッチン~リビング方向。 この間取り一番のPRポイントとも感じます。 広々~な間取りです。

今日は1階を紹介しました。 見学会は明日26日(日)と29日(水)の休日も開催しますので、ぜひ、遊びにいらしてくださいね! 2階は、きっと明日も平和すぎるくらいが予想されるので、明日アップします。 三密はだめですが、適度なご来場を期待したいです。

見学会概要はこちら

便器取り換えの注意点! 仙台のリフォーム専門日記

皆さまこんにちは。 新型コロナウイルス、ここ仙台でも本当に心配になってきました。営業的には、お客様との打ち合わせがのびたり、WEBを使った営業がでてきたりと大きく変化してきています。施工面としては材料が通常のようには入らず、スケジュールが大きくくるったり、在宅リフォームを今は控えようという方も増えてきています。「緊急事態宣言」が出ましたので、しばらくはこの状況が続くと思うので臨機応変に対応していきます。

 さて、今日はトイレリフォームの注意点を紹介したいと思います。
一昔前は便器によって排便管の位置が違う為、便器を取り替えるときは一部床を解体して排水管の位置をなおしていました。現在はリフォーム用の排水部材をつかうのが一般的だと思います。その為、床は仕上材だけ貼り換えて下地合板はそのまま使うケースも多いかと思います。

リフォーム前

便器を外した状態がこちら

実は今回、この排水管まわりが便器内側の結露により腐食していました。以前は防露便器というのはオプション設定だったので、通常便器だと内部が結露することもありました。今回はそれが原因と思われます。

便器を固定しているボルトも錆びており、便器自体も少し動くような状態でした。床板をこのまま利用してリフォームタイプの便器を使う計画だと、はずしてびっくりということになります。

リフォーム前の取り付けボルト・キャップ部 

このキャップを外してみると、同じようなケースの場合はボルトやナットが錆びているので判断できます。事前にここをチェックしておくのは重要ですね。今回強く感じました。

完成写真

新しい便器はお掃除簡単&節水!といいことづくめですね。毎日みんなが使う場所なので、リフォームの中でも満足度の高いのがトイレです。20年を経過した便器をお使いの方は、ぜひこの取り付け部のチェックを一度されるのをおすすめします。

でき杉くんフリーパーテーション施工事例の紹介です

 子供が個室を欲しくなったので、間仕切り壁で仕切って1部屋を2部屋にしたい! なんとか部屋数を増やせないか? という相談を受けることが度々あります。今日はそのようなケースへのご提案の一つ、パーテーションで仕切る方法をご紹介したいと思います。

 ほとんどの場合、将来的には「その間仕切壁をとって部屋を広く使いたい」というご要望にかわります。通常の壁でつくった場合は取り外しも大変ですので、比較的簡単にはずすことができるパーテーションという選択もあるんです。又、加工したものを現地で取り付けるという作業なので、施工時間が短時間で済むというのもメリットの一つです。通常の工事だと大工さん1日、クロス屋さんで1日かかるので、最短でも2日という工期です。

 では、そのパーテーションをどの素材でつくるか? ですが、自分のイチオシ素材、でき杉くんフリー板を使った「でき杉くんフリーパーテーション」でのご提案です。

今回は1.5間幅(2.7m)の壁を作ります。 最初は床と壁に枠を取り付け、あらかじめ加工してきているパーテーションを現地で調整しながら組み立てていくという作業です。

工事開始9:27分!

1段目 9:30分!

パーテーション重ね部

2段目 9:33分!

3段目 9:36分!

きちんとレーザーで測定しながら固定していきます。目勘は危険です。

4段目 9:42分!

反対側から見てみました。

5段目 9:46分!

枠類の取り付けをして完成となります。

完成 10:23分!

と、作業開始から約1時間で完成です。 今回はもともと間仕切をフリーパーテーションでおこなっていたお住まいの追加という部分もありますが、工法からいって普通のお宅でも時間はほぼ変わらないと思います。 大切なのは事前に寸法をおさえて加工してくるという部分です。 

必要なくなったら取り外しができる。他の場所に移設もできるというのがメリットです。

興味のある方は会社のホームページをご覧ください。こちらからリンクしています。

築40年のリフォーム施工事例紹介③    ~仙台のリフォーム専門日記~

こんばんは。 一気に桜の開花がすすみましたね~  そしての気温低下。 聞くところによると、桜の開花目安は最高気温の累計が600時間とのこと。 少し花がもってくれるといいのですが・・・ 来週末に桜を見に行こうと思ってる自分です。

今日はここ数回連続で紹介してきた築40年のお住まいリフォーム最終回、
洗面脱衣室・浴室・トイレの紹介です。

 

 

こちらは工事前の洗面室~浴室です。 壁面収納がついていたので使いやすかったと思いますが、湿気の多い場所ですから下の引違戸内部は換気に注意しないといけない場所でした。 浴室はタイルなので不便なところは皆同じ、①掃除しずらい ②とにかく寒い ③ひび割れが気になる という感じでした。

施工前洗面脱衣室~在来浴室

 

工事後はこのような感じになりました。 壁面収納部分は棚一段として下は収納家具を置く場所としました。 壁はクロス仕上げ、エイジングされた木柄が素敵です。

施工後 洗面脱衣室

 

施工後 洗面脱衣室

工事後の浴室はこちら。 ユニットバス化です。 窓を断熱サッシに取替、浴室仕様も断熱タイプ、冬もひんやり寒くありません。

 

施工後 浴室

 

 

次はトイレの紹介です。 トイレは汲み取り式でしたので水洗化、洗面室からのアクセスでしたので使い勝手を考え廊下から直接入るように位置も変更しました。でないと、お風呂に人がはいっている間はトイレにいくのに気を使います。

 

施工前 トイレ

 

 

施工後 トイレ

今回は久々にパナソニックの震災復興応援バリューパックを使わせて頂きました。ハイコストパフォーマンスの水まわり4点パックです。 何十セット使ったか・・・? というくらいたくさん使わせて頂いたおすすめ商品でした。

 

京壁の塗り替えと畳、襖の張り替えだけした和室はこちら、もともとのお住まいの造りのこだわりが感じられます。 ちなみに床の間のブルーはもともとのままにしました。 畳はわかりずらいですがグレーという選択です。 擦れに強い加工畳を使っています。

 

施工後 和室

とてもオシャレにインテリアの工夫をされるお客様ですので、伺うたびにお住まいが進化していっています。 今回はDIYを前提にいろいろと考えたプランや素材選びでしたから、これからの生活をご家族皆さまで素敵に創りあげていくのを今後も応援していきたいと強く感じたリフォームでした。

 

 

 

築40年のリフォーム施工事例紹介②     ~仙台のリフォーム専門日記~

こんばんは。 暖かくなったり寒くなったりと体調管理に気を付けないといけない日が続きますね~

さて、今日は先日に引き続き築40年、おじいちゃんの家をお孫さんが引き継ぐリフォームの施工事例紹介をしていきたいと思います。 この年代の家は棟梁さんがコツコツと丁寧に建てられた建物も多く、使い勝手がイマイチで夏暑く冬寒いというのもこれまた多いと感じます。 基本の躯体は普通に100年くらい使えるお住まいも多いという印象です。 その代わり、料理・家事をしない男子設計が基本ですからキッチンや水まわりの家事動線、いいわけありません。 又、断熱材も出始めの頃でしょうし、施工知識が少ない中で「入れればいい」という施工が残念ですが大半です。

 

 

そんなことをふまえて紹介に入っていきますね! まずは施工前の台所です。 今回は台所+茶の間をLDK化しました。

施工前台所

 

施工前ダイニングスペース

完成後の写真はこちら

 

施工後対面式キッチン

オープンスタイルで解放感を重視したプランニングです。

 

家電&分別ボックス置き場

ここは通常より広めにプランしています。 いろいろな機能がついた収納パーツもいいのですが、自分はこのようにカウンター1枚がハイコストパフォーマンスで提案致します。 もちろんカウンターの素材はわが社がほこる宮城県産杉材の柾目フリー板「でき杉くん」です♪  写真では木の目が見えず残念・・・

 

オープン収納&冷蔵庫・ダイニングボードコーナー

こだわりはオープン可動棚の収納でしょうか。 直接見えない場所であれば、これはなかなかおすすめです。 物が一目両全で取り出すのも楽ちん。

 

再利用した木製建具

 

この建具を使うのには自分のこだわりがありました。 すべてピカピカの新品にしていくと、手をかけていない部分とのギャップが大きくなり、「いかにも感」がますこと。 あとは家の歴史的なものがないのは寂しいという思いと、使い込んだ素材には重みがあるので上手に活かしたいという提案のこだわりです。 ま、これが施工サイドからは手間暇がかかりすぎるという指摘が入るわけですが、大切にしたい自分提案の一つだったりします。 「あるものは上手に活かす」です。

 

施工後 リビング~キッチン

 

施工後リビング

リビングの引き違い戸は新しいです。 チェッカーモザイクガラスがおしゃれなウッドワンの建具です。

床は燻煙杉フローリング無塗装、壁は調節性に優れた塗り壁。 リビングオープン収納可動棚は可動式としました。 置くものに合わせて自由に高さが変えられるメリットがあります。

 

今日は見所の多いLDKの紹介でした。 次回は水まわりの紹介をしたいと思います。

 

 

 

 

築40年のリフォーム施工事例紹介①  ~仙台のリフォーム専門日記~

今日から3回くらいにわけて築40年のリフォーム事例を紹介していきたいと思います。 おじいちゃんの建てた家をお孫さんが受け継ぐ為のリフォームでした。
自分はこの年代のリフォームが大好きなので、これからもどんどん出てきて欲しいご相談ですね~♪

古い家だと古民家と言われる50年以上の建物のリフォームもさせて頂いているので築40年はさほど古くも感じません。 この年代の建物で注意するのは構造体の劣化と保温性能対策です。 意匠的なものは好みだと思いますので、今回は既存外壁材はそのまま利用して塗装、玄関まわりは一部張り替えという方法をとりました。
意識したのは内部の意匠性や素材はもちろんですが、建物の保温性は重視しています。 目安は次世代省エネ基準のⅢ地区仕様としました。
この断熱・気密性能は言い出したらキリがないですし、リフォームだと完璧にしようと思った場合はかなりの部分を解体してスケルトンになると思いますので、自分は目標の数値を決めてから合わせていく方法を取ります。

 

工事前玄関

 

工事前玄関まわり

 

玄関ポーチからリビングのサッシ交換したあたりまでは外壁を張り替えています。

 

工事後 玄関まわり

 

工事後玄関まわり

あんまりやりすぎないのがポイントと思ってます。 一部をピカピカにしてしまいすぎると、手をかけたところとそのままのところの対比がくっきりとでてしまいます。 全体のバランスは大切で、そのあたりが提案のポイントと思っている部分です。

 

工事後 玄関

工事後玄関・縁側風除引き戸

 

玄関内側の写真です。 縁側入り口には引違戸を新設しました。 目的は縁側をランドリースペースとして独立させることと、寒さ対策の風除もあります。 玄関の風除建具ですが、最初は邪魔になることもあります。 それを考えても寒さ対策としてはおすすめです。

 

工事前廊下

 

工事後 廊下

 

工事後 廊下

 

素材の素朴感も欲しかったので、床は燻煙杉フローリング、壁は塗り壁としました。 真壁づくりの柱はそのままですので、色のバランスは重要です。

 

続きは次回! お楽しみに♪

 

二世帯住宅リフォーム施工事例①  ~仙台のリフォーム専門日記~

仙台の提案型リフォーム専門 森のめぐみ工房ホームメイキングリフォーム事業部

 

今日は久々に爽やかな朝だな~ と感じました。 今年の天気はほんと異常ですね、湿気が多いときに一番気にしないとだめなのはカビです。 湿度も70%をこえれば発生してきますから、それ以下にするための除湿が必要です。 今日なんかは外の湿度が低いので、窓を全開にして換気しましょうね!

 

さて、今日から3回くらいにわけて二世帯住宅リフォームの施工事例を紹介していきます。 今年はリフォームのデザインコンテストに3件応募してみたのですが、改めて振り返ると3件とも二世帯住宅へのリフォームでした。 二世帯での暮らし方はご家庭によって千差万別、自分自身も親との同居経験がありますがいろんなことを体験しました。 実は住まわれる方の生活スタイルや個人の性格によってプランも変わるものです。 企画物ではあてはまらない一軒一軒それぞれへのプランニングが重要、仕上げやコーディネートに目がいきがちな昨今ですが、人生経験的なものが必要なジャンルと感じています。

今回のお客様は、30代前半の若い息子さんご夫婦と子供さん、ご主人の60代になるご両親です。 ご実家は築20年、これから維持管理のメンテナンスも発生するタイミングの木造在来住宅でした。 震災後の応急処理はしていたものの、二世帯化を考え大きな補修工事はしていない状態です。

 

 

施工前外観

どしっと落ち着いた住宅は当時の流行色ですね、黒い屋根にグレーのブリック調の外壁というコーディネートでした

 

施工前玄関ホール

玄関を入ると広い吹き抜けがある開放感のある設計です

 

施工前ホール・吹き抜け

大きな吹き抜けが建物中央にありますので、地震時に被害を受けていました

 

施工前リビング~和室

 

施工前ダイニングキッチン

 

施工前の平面図

 

施工後の平面図

 

普通は二世帯住宅というと親世代の寝室を個室化しますが、今回はあえてしませんでした。 理由はご家族皆さまのコミュニケーションがすごくとれていること、昔ながらの大家族スタイルだったからです。 又、ご両親がベッドではなく布団なことからも部屋を広く使える理由の一つとなりました。
LDKと和室二間続きの大空間は、ご親戚皆さまが集まる場所として、お孫さんとご両親が遊ぶコミュニケーションの場としても大活躍です。
「個人のプライバシー」は大切ですが、いきすぎると家族の疎遠感につながることもあります。 「子育て」というキーワードからもリビングにみんなが集まる! 勉強場所やワークスペース的なものもリビングの一角にあるというのは良いものだと思ってプランをしています。

正確に言うと、二世帯で暮らす住宅ですがキッチンも共用でミニキッチンも二階につけていませんし、セカンドリビング的なものを提案には入れていませんので
「二世帯住宅」というジャンルには入らないのかもしれませんね。 いろんな定義はあるとは思いますが、二世帯で暮らすのだから二世帯住宅ということで♪

建物としては、中央に広い吹き抜けがある為、震災時には建物が大きくゆれて壁の被害箇所が多かったです。 今回目的の一つとして地震対策と恐怖心への対策もありました。
こちらに対しては壁のバランスを整えて、きれいに揺れるよう配慮しました。恐怖心に関しては、明るく開放的な雰囲気になるようなコーディネートと窓を対策に考えました。

 

それがどんなリフォームになったかというと~ ・・・

 

 

次回のお楽しみです ♪

 

 

カラーコーディネートにこだわった外装リフォーム施工事例  ~仙台のリフォーム専門日記~

仙台の提案型リフォーム専門 森のめぐみ工房ホームメイキングリフォーム事業部

皆さまこんにちは♪  仙台も雨が続きますね・・・ 涼しいのはいいことですが、農作物を考えるとそうもいってられません。 1日もはやく普通にもどってもらいたい!と思う自分です。

 

さて、今日は久々に施工事例の紹介をしてみますね。 自分の古巣、〇屋ホームの全面塗装工事です。 築18年を経過し特に外壁に劣化がみられました。 外壁材メーカーの商品によって対応年数はまちまちですが、一般的には15年を経過するとそろそろメンテかな? という状態になることが多いです。

 

施工前全景

 

上の写真は施工前ですが、これくらいひいた写真だとわかりずらいのでよってみると、

 

 

外壁表面の塗装がまだらになっているのがわかるでしょうか? 板と板のつなぎ目のコーキングも劣化してところどころ割れていました。 そのような理由から今回は屋根・破風・軒天井・外壁・雨どいの全面塗装を選択しました。

 

 

ここででてくる問題があります。 それはもともとの外壁材の1階部分の外壁がブリック調で単色でないこと。 クリヤー塗装の選択もありますが、今回はもともとの塗装がすでに劣化しているのでそれには少し遅すぎました。 単色ぬりつぶしですが塗り分けをすることによって特徴的な印象づくりをしようという方向になりました。 そこで自分の出番です。 このような感じでイメージ提案をおこなっていきますが、なかなか決まりませんでした。

 

 

 

そして最終的に決定したのはこちら。 23番目のプラン、作成がんばった!

 

 

 

そして工事完成後の写真がこちら

 

リフォーム完成写真

リフォーム完成写真

 

事前のシミュレーションのイメージとほぼ同じになり、お客様も自分も満足の結果となりました。 塗料は親水性の機能をもつタイプなのでキレイさも持続、長年つかっていてトラブルもないので安心です。

ここ数年外装リフォームの会社が増えてきました。 というのも外装リフォームのコンサルティング会社がブームだったということもあるな・・・と感じます。
一昔前に悪徳商法と言われた「見本商法」こそ聞かなくなりましたが、短期間手広く営業して、さっといなくなる会社が多いジャンルですから慎重に比較する必要があると思っています。