築80年 宮城の古民家リフォーム その③

今日は強風は大変ですね・・・ 交通機関への影響や停電まで。 3時くらいまでは続くようですが早くおさまってもらいたい! 皆さまは大丈夫でしたでしょうか。

今日は石巻でさせて頂いた古民家リフォームの内部紹介です。

 

最初は玄関から。

工事前玄関
工事後玄関

壁の左官と下駄箱のクリヤー塗装、土間タイルにフロアタイルと式台と床を杉で新しくしました。

 

次は広縁の紹介です。

工事前広縁①

 

工事後広縁①

 

工事前広縁②

 

工事後広縁②

床がかなりもろくなっていたこともあり、杉の無垢材を上から貼るように考えていたのですが、一度解体して骨組みからなおして断熱材も入れました。 窓も大きすぎたのと老朽化していたので小さいものに取り換え、上の木枠の窓は枠類をそのまま使って壁としました。 なるべく雰囲気を崩したくなかった部分です。

 

次は部屋の方にうつります。 まずは北面の納戸状態だった洋室から。

工事前洋室
工事後洋室

このスペースは激変! だと思います。 天井は解体して高くつくりなおしました。低かった理由は上が屋根裏部屋になっていたからですが、そのことをご家族だれも知らず、タンスなどが出てきてびっくり!!という珍事もありました。

工事前洋室天井上

床と正面の壁には杉の無垢材を使用。 地元素材なので地産地消リフォーム。

 

ちょっとボリュームが大きくなってしまったので、続きは次回にしますね。

キッチンと和室の紹介になります。

 

 

築80年 宮城の古民家リフォーム その② 

皆さま、おはようござます。 なんだか風が強かったですね・・・  満開になった桜はいつまでもつのか? まだゆっくり桜をみていないので心配な自分です。

 

さて、今日は石巻でさせて頂いた築80年の古民家リフォーム紹介その②です。

 

前回は床下や天井上という建物について書いたので、今日は具体的にどのようにリフォームしたのか? です。  今回のリフォームコンセプトは「古民家の継承と快適性」としてお客様と取り組みました。  全体の雰囲気や間取りは継承し、そこに現在の快適性を取り入れるという方向性。 床は発泡系断熱材、壁は土壁をそのまま断熱材として考え、天井はブローインング吹き込み、あとは窓の気密対策で基本性能アップです。 4間続きの間取りなんですが、「今まで2部屋でも寒かったのが、同じ暖房で4部屋いけるようになった」と喜んでいただけました。 その他は個室とキッチンという内容です。
ボリュームが多いので今日は外観中心にしますね。
後から増築した部分が道路からよく見えるのですが、このイメージを一新したいという希望があり、一部外壁材の張り替えと全面塗装をしました。

 

 

工事前外観①

 

 

工事前外観②

 

 

工事後外観①

 

 

工事後外観②

 

これは変わりました♪ 道路側外壁材を窯業系サイディングに張り替えて、変則的だった建物に一体感をもたせるように配慮しています。 建物がまっすぐでないので大工さんは下地に苦労しました。 そのかいあってきれいにまとまったと思います。 大工さん、板金屋さん、外壁屋さん、ありがとうございました。
目立たないところですが、基礎まわりも一体感でるようにあれこれやってます。

外部は意匠的な見た目も重要ですが、一番大切なのは雨・風から建物を守るという防水面です。 今回は塗装でいこうとおもった屋根板金を張り替えないとだめな部分もありました。 これから15年は手をかけなくても安心して過ごせるという内容になったと思います。

 

次回は内部の紹介! お楽しみに~

 

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ディズニーの襖紙 ~仙台のリフォーム日記~

皆さま、こんにちは♪ 仙台で提案型のリフォームを専門におこなっている樋口です。 すっかり桜は満開ですね~ 昨日は榴ヶ岡公園と西公園の脇を通りましたが大盛況のようでした。 今日は鶴ケ谷でリフォーム工事の着工があったので、ご近所挨拶に伺ってきました。 自分のお得意様が多い地域ですが、最初のお客様は23年前ということを考えると、時間のたつのははやい・・・ と痛感した自分です。

 

近所の桜がきれいだったのでパチリ。

 

と、前置きが長くなりましたが本題に入りますね。 今日はめずらしいというか面白い素材の紹介です。 襖の張り替えにつかう襖紙。 「な~んだ」という方もいるでしょう~  しかし注目は紙もですが「取っ手」。 写真みた方がはやいですね!

 

丸い取っ手がついてるタイプなら簡単に取り替えられますね!

紙もなかなか可愛らしい~♪

 

 

ディズニーの建材はタイルに始まり、建具だったりカーテンだったりいろいろありますが襖とは! 自分の情報が遅いだけだとちょっとはずかしいですね 笑

 

次回は古民家リフォームのビフォアアフター、施工事例にもどりますのでお楽しみに~

 

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築80年 宮城の古民家リフォーム その①

おはようございます。 今日から数回にわけて、昨年リフォームさせて頂いた「古民家リフォーム」の施工事例、ビフォアアフターを紹介していこうと思います。

古民家とはなんぞや? 建築基準法での明確な定義はないようですね、築年数が50年を超えると古民家という言い方をすることが多いようです。 こちらは石巻市のお客様になります。 2世帯でお住まいになられていて、母屋は築80年、それに40年くらい前に増築、その後も増築という歴史を経て現在です。 工法も伝統工法+在来工法+RC工法の合作。 自分も初めてです!

ご依頼内容は、①安心して生活できるようにしたい ②寒いのを解消したい
③使いづらいのを解決したい ④外観を変えたい ⑤その他  でした。

 

施工前の外観
施工前の和室3間続き

 

母屋は築80年ですから、建物本体を調べないといけません。
さっそく床下へGO!

床下写真1

この部分は風通しもよく、良好ですね。 といっても現在の建物しか見たことない方はびっくりされると思いますが、これはけっこういい方です。

 

束部分

床を支えている大引きは地面に束石を置き、その上に束(木やプラスチックや金属k)をたてて支えます。 こちらはお客様がブロックを詰めて支えていました。 テレビの番組でその束がちょっと浮いていたりずれているのをクローズアップして欠陥住宅!なんてやっていますが、ちょっと大げさだな~と思って見てます。 それ言ったら昔の家はどうなんだ? となっちゃいます。 こちらのお住まい、あの東日本大震災でもピンピンしてましたから。

 

シロアリ食害部

とはいえすべてが良好なわけではありませんでした。 これはシロアリに食べられてスカスカになっていた大引き。 実は土台もやられていて、工事の時にかなり取り替えました。

 

 

基礎として利用されていた木

このやり方は初めてみたのですが、昔増築した境にあたる壁下の基礎として木を地面に埋めていました。 この上に土台がのっています。 木ですから当然水を吸います。 キズがついているところは打診した部分ですが、非常にもろくなってました。こうゆうところはよろしくありません。

 

 

岩盤

こちらのお住まいは山のすぐ下という立地です。 床下に石がゴロゴロしているお住まいは岩盤の上に建っているということになります。 揺れには強いですが、地下水がある為、湿気は多くなるという反面もありますね。 土間にしたり、シートを敷き詰めて地面から上がってくる湿気対策が望ましいです。

 

 

懐かしの土壁
天井上

壁や天井上を見ると歴史を感じますね~ この雰囲気大好きです (笑)

特に雨漏れや壁の脱落等のないので、構造の安定という部分では足元まわりの補強を中心にすればいいお住まいでした。 寒いということに関しては、対策はなにもなっているわけでもないし天井も高いので当然のこと。 隙間風対策をしたり保温対策をしたりすると改善できる内容です。

 

というふうに建物診断行いました。 その結果どのように変わったかというと~~

次回のお楽しみです!!

 

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「壁暖房」という新提案!  

皆様こんにちは ♪  今日は絶好のお花見日和ですね~  今日も明日も自分はばっちり仕事です・・・

暖かくなってきたのに「今頃?」という疑問がでるかと思いますが、今です!

遠赤外線による暖房。 なかなか最初はピンとこないですが、簡単にいうとパネルを発熱して空気を温める通常暖房に対して遠赤の方は、「パネルを温めて遠赤外線を飛ばし、人を直接温める」やり方。 皮膚だけでなく体の内部から温めるのでぽかぽかで体にやさしいという暖房です。

 

 

壁に遠赤外線を飛ばすパネルを ①工事で埋め込む方法と ②完成品パネルを壁に付ける という2種類の選択があります。 壁に埋め込む方法は店舗のカウンターや掘りごたつ、客席壁の利用が多いみたいですね。 住宅では裸足であるくので床暖が主流ですが、いざ工事となるとイニシャルコストが大変です。 その点、壁暖房だとコストを抑えられるというのもメリットかな~と感じます。 (腰壁部分だけで効果がでる為)

 

これは床暖房用のパネル 遠赤外線は2mくらい飛ぶみたいです

 

これは壁にただかけるタイプ、主に省スペースのトイレとか洗面用
遠赤外線は2mくらい飛ぶとのことでした。 埋め込み型は3mくらいの性能

 

実験で30㎝くらい離れて置きましたが、冷え性の自分の足もぽかぽか♪

ためしに間に風をおくってみましたが空気をあたためるわけでないのでぽかぽか♪ これは実際に体感してみないと言葉ではわかりませんね~

通常タイプの床暖房等のパネルは表面温度が高いので無垢材にはNGですが、これはパネル温度が低いので大丈夫というプレゼンでした。 ほんとにいけるならいろいろ使えるな~と思い、床と壁のパネルを用意して実験することにしました。 その時にまたブログに書いてみたいと思います。

オフィスのパーテーションをでき杉くんフリー板でつくり、中にこれを埋め込めばなかなかおしゃれで機能的な壁ができあがりそうですね~  楽しみです!

 

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東仙台モデルハウスオープンのご案内

皆さま、こんにちは! 通勤中に横を通る西公園や錦町公園などなど、桜がどんどん咲いてきていますね。 お花見シーズン到来でわくわくなこの頃ですが、夜がまだ寒いので早く暖かくなってもらいたいですね。

  今朝の錦町公園

 

昨日より再開したブログですが、いきなりの営業内容ですみません!  宮城野区東仙台(利府街道沿い)に現在森のめぐみ工房でモデルハウスを建設中です。 オープンが決まりましたのでご案内を♪ 今までは新築だけでしたが、東仙台はリフォーム・リノベーションの相談も受け付けさせて頂けることになりました。 建て替えか?リフォームか?でお悩みの方に公平な比較材料をお届けできるようになると思いますから、「二世帯住宅」・「家族構成変化」・「相続」などで家について考える必要がでてきた方はぜひいらっしゃってください。 私の方もモデルにいるときをつくり、直接相談頂けるようにしていきます。 ゴールデンウィーク中の3日と4日はモデルハウスでリフォームのワークショップも企画中です。 モデルでお待ちしております。

 

 

 

仙台でリフォームのブログはじめました 

皆さまこんばんは♪  仙台でリフォーム一直線の樋口です。

リフォーム業界は怖い! とか、何を信用して会社選びをしたら良いかわからない! とかよく言われます。 自分はこの世界に入って24年目なので、比較的キャリアは長い方ですから今まで見たり聞いたり経験してきたことを伝えることで少しでも参考になればいいなあ~ と8年くらいブログをやってました。

が! サーバーの自動更新に失敗し、すべて紛失という悲しい出来事にあたったのが昨年12月。 仕事でフェイスブックページをつくっているからそれでもいいかな・・・ なんて思ってましたが、やはりないとだめだ!! と再開に奮起したところです。

  大切な家族の「まるちゃん」

ブログの内容は基本的にリフォーム業界のことや、日常活動の中からの出来事、一番興味があるとお聞きする施工事例(ビフォアアフターの方がわかりやすいかもですね)、うさぎや趣味の洋ランなんかも番外編で登場する予定です。

こちから末永くお付き合いいただければと思います。

 

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