「木」が外部に使われているお住まいの外装リフォーム その2  ~仙台のリフォーム専門日記~

森のめぐみ工房・ホームメイキング リフォーム事業部

皆さまこんにちは。 今週は梅雨真っただ中というところでしょうか。

雨が続きますね・・・ 気分と外回りの工事にはマイナスですが、植物たちは活き活きしています! 家庭菜園のキュウリの成長著しい~♪  そこはうれしい自分です。

さて、今日は外装メンテナンス工事が完了したので、その紹介をしたいと思います。 「新みん家」シリーズのお住まいなので外部に「木」がふんだんに使われている住宅です。 前回の施工事例に引き続き外装に木が使ってある仕様のお手入れなので、同じように木の色が落ちてきているという方は参考になさってください。

 

こちらは施工前の写真になります

木部の色が落ちてきています
1階と2階の継ぎ目、幕板写真
施工前全景

施工前の状態は箇所箇所で劣化状態がまちまちでした。

 

屋根:もう少し大丈夫だけど、早めの手入れにこしたことはない

外壁・軒天井:まだまだ大丈夫

破風・幕板・柱(木部):もう塗装しないといけない状態

雨どい:もうちょっと大丈夫

 

今回は予算と劣化状況、これから10年目安の仕様ということで今回の選択です。

屋根は2液シリコン樹脂(弱溶剤)、木部は油性の木材保護材、外壁はシール補修のみ、軒天井は未施工、雨どいはウレタン樹脂塗装。 外壁はまだ塗膜が3年以上は持ちそうだったことと、縦張りサイディングのために縦メジがなかったこともあり手をつけませんでした。

やはり木材が一番はやく塗膜の劣化がきます。 表面に塗膜をつくるタイプはいずれ剥離につながりますので、木材に浸透し木材自体を丈夫にするタイプの塗料をおすすめいたします。 あとは木部割れへのコンシール補修、これも重要です。
(前回ブログで解説している部分)

 

工事中写真

仮設足場:作業の安全と施工性から重要な要素です

 

足場歩み板:このように歩けることが重要です。 単管パイプだと足場が不安定で
正しい施工には不向き、ここが見積ではわかりずらい部分ですから
見積比較中の方はしっかりと聞くことをおすすめ致します。

 

屋根塗装後:素材への密着性を重視したいので、水性よりは弱溶剤がおすすめです

 

取り合い部分の隙間注意です。 取り合いとは各部材のつなぎ目の事をさします

 

施工後写真

全景

 

全景

 

木部

 

いかがでしたでしょうか? 塗装工事、奥が深いです。 震災後に塗装業者の数が増えています。 リフォーム業界の中でも新しい団体ができたり、遮熱や無機素材もでてわかりずらくなってきました。 営業方法の目新しさが先走っているようにも感じますので、会社選びは慎重にするのが安全だと感じます。

 

「木」が外部に使われているお住まいの外装リフォーム  ~仙台のリフォーム専門日記~

皆さまこんにちは、森のめぐみ工房 ホームメイキング・リフォーム事業部の樋口です。

今日の仙台はちょっと涼しいですね、いかがお過ごしでしょうか。 住宅のお手入れということでは、これからだんだんと湿気が多くなっていくので床下の湿気を気にかけた方が良い時期です。 では具体的に何を? といえば、基礎の床下換気口がついているお家は「植物を付近に植えない」ということです。 花壇として植えてなくても、雑草が生えているケースもあります。 ちなみに自宅ですが・・・ (笑)  どうしても植物は湿気をよぶので注意してくださいね。

 

さて、本題に入ります。 今日は外装リフォームのお引渡しができたので、そのお住まいの紹介です。  外部に木をふんだんに使っているお住まいです。 手入れをしないとどうしても腐食してしまうこともありますから、定期的なメンテナンスが必要となります。 今回は築年数でいくと10年くらいなので、早めのお手入れです。

 

工事前の写真はこちら ↓

 

 

外壁木使用部
木使用部分

写真でみるとまだ大丈夫そう~ と感じますよね。 しかし早めのお手入れだと補修も軽くてすみますのでコストにも反映してくるものなので、ぎりぎりまで待つよりもこの段階でメンテナンスできると理想的だと思います。

 

一番は木部です。 ウッドデッキのお手入れをDIYでされている方ならご存じなことですが、釘やビスまわりや水のたまる場所は部分的にどうしても腐食してしまうものなので部分補修が必要です。 今回も200角の柱や外部に木を使っている部分は防水処置を行いました。 木は収縮で割れが入ってしまうものなので。

 

実際に今回も窓したの木額縁は腐食していたので取り替えました。 傷んだ材料を取り外した時の写真がこちらです ↓

 

使った材料はこちら ↓

コンシールというアメリカの補修材になります。 主にログハウスに使う材料なので輸入物です。

 コンシール充填後

 

塗装だけではなく、そのような防水と木部の下地補修をきちんと行うのが重要です。 木部の塗料はペンキのように表面に防水膜をつくるタイプではなく、防虫防腐効果のある油性素材を木に染みこませて木材自体を丈夫にする塗料を使用しています。 塗膜をつくるタイプの塗料だと、どうしても素材の収縮についていけなく塗膜に割れが生じ、ペリペリ剥がれてくることが心配ということもありその選択です。

 

 

完成した写真はこちら ↓

リフォーム後 全景
リフォーム後 全景
リフォーム後 全景

もともとの色を変えていないのでぱっと見は変化わかりずらいですが、落ち着きが増ししっとりとした感じになっています。 レンズの中心部に汚れがついていたみたいで、見ずらくすみません!!

リフォーム後 木部

 

外部に「木」を使っているお住まいのメンテナンスは特殊な部分があります。 そのようなお住まいの方は気軽にお声がけください。