皆さま、おはようございます。 オリンピックも終わってしまいましたね~ あっという間でした。 毎日夜に結果をみるのが楽しみになっていた自分、スポーツの祭典、すごいと実感です!
さて、前回施工前の写真と概要をアップしました「自分史上最大の お客様DIYリフォーム」その②です。 主に工事中の状況を書いてみたいと思います。
立地条件が住宅地でなく、裏側の丘から湿気や雨水がおちてくる場所とめずらしいケースですが、過去何度か同じように床下湿気による土台まわりの腐食が進行しているお住まいがありました。 事前予想よりも土台の劣化がすすんでいたので、かなりの本数を交換しました。 この状態で大きな地震をうけると、いくら2階がないとはいえ心配な感じでした。
束石の追加や、床下防湿シートも合わせて施工しています。 オレンジっぽい色の角材は床を支える大引きといわれるものですが、これはお客様による防蟻材塗布をDIYです。この大引きを支える「束」といわれるものですが、以前は木を使用していました。これをめがけてシロアリが地面の中からあがってくることが多かったです。 高さ調整には床下にもぐっていき、パッキンと呼んでいるクサビ型のものを打ち込むやりかたをしていましたこともあり、テレビ番組の悪徳リフォームと紹介されていたのを観たこともある部分です。 説明が長くなりましたが、今は樹脂や金属に素材が変わり、ネジで高さも調整できます。 床を新しくつくり変えるときには、これも取り替えをおすすめします。
今回の床組みは「根太レス構法」といわれる24mmのぶ厚い床板を使うやり方です。床が面としてふんばるので耐震的にも強度アップです。 断熱材はスタイロフォームを使用しました。 写真では見えないですが、金物での補強もかなりおこない、足元まわりをしっかりとさせました。
床下に白い砂みないなものが見えると思いますが、防湿シートの上に調湿材をお客様が入れられています。 調湿材には炭や珪藻土、ゼオライト等が一般的ですね、床下にもぐっていっての作業もできますから湿気の多いお家にはお勧めです。 ホームセンターにも売っていますから、DIYでの施工をおすすめします。
壁まわりでは、玄関を新設と窓対策をおこないました。 10帖の土間スペースをつくり、そこに薪ストーブを設置する予定です。
まずは大きな掃き出しサッシをとりはずします。 少しの期間、かなり開放的になってしまいますから養生は大切です。
玄関はドアではなく片引き戸タイプの断熱仕様を選択。 壁の断熱材は24k高性能グラスウールを使いました。 袋のみみを重ねてとめることにより防湿シートと同じ効果になるようなタイプです。 今回は断熱屋さんではなく、大工さん施工で断熱材を入れているので、この選択をとりました。 この砂利部分のスペースが土間になります。
片引き戸の断熱タイプ、種類は少ないですがあります。
天井はお客様DIYによる解体! 断熱工事をしてから勾配天井としました。 梁の塗装や照明器具取付もお客様によるDIY!! すごすぎます。 ご主人は木工&電気、塗装は奥様と息子さんがされました。
煙突は積雪地の為、安全をとって四角い煙突をつくっています。 実はこのあと失敗をしてしまった部分なのです・・・ 板金の防水処理をあとからできると判断して煙突の外壁を半分はったところで間違いに気づき、はったものはがしました・・・ 防水処理、慎重に慎重をかさねないとだめですね!
と、工事中のポイント等を駆け足で書いてみました。 わかりずらいところはすみません!! 気軽に質問くださいね。
今回の一番はお客様のDIY参加、とはいえ内容はDIYの域をこえてますが 笑 作業を待って職人さんの手をとめることはできないので、打合せをして工事全体がスムーズにいくよう調整をしたり、ゆっくり目のペースで楽しみながら工事をすすめたりと、思い出深いリフォームとなりました。
次のその③は完成編! お楽しみに~
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